子どもの本専門店メリーゴーランド 増田 喜昭さん

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メリーゴーランド 増田さん
増田 喜昭(ますだ よしあき)さん

【子供の本専門店・メリーゴーランド】
住所 : 三重県四日市市松本3-9-6 TEL 059-351-8226
アクセス : 近鉄伊勢松本駅から徒歩1分
営業時間 : 10時~19時(火曜定休)
※紙芝居・読み聞かせは毎週日曜日14:00~(無料)
※ただしイベント時は開催しないこともあるため、事前にご確認ください。

考えるチカラのもとになるのは、 真剣に遊び、体験すること。

増田さんが主宰する「絵画造形教室・遊美術(あそびじゅつ)」には、決まりごとがありません。「子どもはタップリ遊び、自由に物をつくり、考える。そうして自分の素晴らしさに気づくのだ」という考えのもと真剣に遊ぶのです。例えばこんな具合に。

「子どもたちと川で遊んでいると、一人の子が『この川はどこから流れてくるの?』と聞く。『よし、確かめに行こう』ということになり、親たちも一緒になって流れをさかのぼり、最後は御在所の山まで探検しました。物事の原点を見せる、体験するって大事なことだと思う」
また、子どもに問題行動があったとき、増田さんは根掘り葉掘り理由をたずねません。子どもが「つまらないから」と言えば「うん、つまらないか」と、おうむ 返しに繰り返します。子どもが自分で考えるのを待っているのです。「叱る勇気より、黙って見守る勇気が大切。焦れるけど、そこは我慢がまん」これが増田 流、伸びのび子育ての秘訣です。

想像力・空想力を働かせて物語を読み、 新しい世界の扉を開いてみよう。

子どもの本専門店・メリーゴーランドには「絵本遠足」の日があります。これは「図書館に入れる本を子どもたちに選ばせた ら」と、増田さんが地域の幼稚園・保育園や学校に働きかけて始まったもの。15年ほど前から、幼い子どもたちがメリーゴーランドに遠足に来て、本を読み、 それぞれが図書館の蔵書を選んでいます。

「本を読むことは、現実とは別のもう一つの世界に出会うこと。映画と違い本には映像がないから、子どもは想像力・空想力を働かせて世界をつくり上げる。自分で創造した世界は大人になっても忘れず、折にふれて言葉とともによみがえり、その人の生きるチカラになったりする。だから、子どもには素敵な本に出会ってほしいと思うんだ」「絵本の読み聞かせもいいけれど、時にはその子自身のことを話してやってほしい」とも言う増田さん。どんな赤ちゃんだったか、はじめて発した言葉、最初の 一歩はどんなふうだったか...。その子の歴史は、親とのつながりを実感する、世界でたったひとつの物語なのですから。

メリーゴーランドでは、紙芝居や絵本の読み聞かせもおこなっています。素敵な物語と出会いに出かけてみませんか。

  1. 田んぼの中に子どもの本専門店を開いて32年。店主の増田さんは子どもと一緒に本を読み、やがて町へ飛び出して、商店や鎮守の杜、山や川を探検するようになりました。地域の大人も巻き込んで、自分たちの町をワクワクする遊びの場へと変えてきたのです。

  2. 雑貨屋さんやカフェ、教室や多目的ホールもある「メリーゴーランド」。

  3. 紙芝居を見ながら、子どもたちはお話の続きをいろいろ予想して、言葉にします。

  4. 小さな子どもが自分で本を選び、自由に手に取れるよう、本棚は低めになっています。

  5. 本は素敵な友だち。メリーゴーランドの本たちは、あなたとの出会いを待っています。

【2008年1月生活情報誌「ハートブリッジ」Vol.2掲載】
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